「役割」からくる「機能」を明確にすることで成り立つコミュニケーション

弊社のコミュニケーションの根本には、「役割」と「機能」があります。
一見似通った言葉ですが、それぞれ意味が異なり、その意味をしっかり把握し、正しく使うことで円滑なコミュニケーションが成り立ちます。
「役割」と「機能」について
「役割」は、それぞれが割り当てられ、責任持って取り組む役目を指し、「機能」は、ある物事に備わっている行動や目的を指します。
わたしたちは、様々な役割を担って生活しています。例えば、家族の中でいうと、親や子供、父や母などの役割があります。そしてその機能は、役割が「親」に対して、機能は「子供を育てる」などがあたります。
また、これは職場の中にも存在しています。「営業」の役割が「お客様との契約を結ぶ」というように。
それぞれの「役割」に対して、「機能」があるのです。
機能は、「◯(名詞)を△(他動詞)する」で表現する
弊社では、営業や開発、マーケティングがどのような役割を担っているのかを洗い出し、その後に、その「役割」からくる「機能」をしっかり言葉で表現しました。それぞれの役割を理解した上で、機能に落とし込んでいくことで、自分自身の仕事を明確にすることができます。
機能について考える時、欠かせないのが言葉の使い方です。
機能は、「◯(名詞)を△(他動詞)する」と表現します。この時、名詞は具体的なもので、他動詞は抽象的なものです。ここでポイントなのは、“この言葉通りに、しっかりと名詞と他動詞を当てはめること”!
それぞれの役割で、「機能」を思いつく限り、出し切りました。さらにここでポイントなのは、“ひねり出すこと”!!「パッと出るものを出し切ってからが頭を使うところだ!」と、社長からの助言があり、全員で一致団結して頭をひねりました。
例えば、「マーケテイングの観点で会社全体に貢献する」という役割があった時に、その機能の一つが「営業活動を支援する」とあるとします。そしてその機能からくる「タスク」が、「営業で使える仕組み/状態をつくる」になります。役割、機能、そしてタスクが連動していて、かつマーケティング⇄営業というように、他の役割にも連動しているのです。
わたし自身、以前まで、ただ目の前のことをやり続ける仕事の中でなんのためにやっているのか不明確な部分も多かったです。しかし、一人一人の役割が連動していて、その役割からくる機能なんだと理解ができ、自分の目の前の仕事がどこにつながっているのかを理解して仕事ができるようになりました。
円滑なコミュニケーションをする上で大切なのは、その人の役割がなんのためにあるのか、を理解することが重要だと思います。お互いに理解しているからこそ、仕事の効率も上がり、自分自身の目的を持って楽しく前向きに働くことができます。
弊社の経験が、みなさまのお役に立てたら幸いです。
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