プロセスを少なくし、リメイクして行動する、進み続ける業務方法

仕事をする上で、「同じだけの時間なのにこんなに仕事したの!?」という人がいます。それは、単純に仕事の早い遅いという話ではなく、仕事の進め方、何かあったときの軌道修正や計画力に違いがあるといえます。
素早くお米を送り届けるには?
弊社社長の薬師寺は、農業も営んでおり、長野でお米作りをしています。半年に1回、籾殻から玄米に精米し保存、注文があり次第、玄米を精米して郵送しています。
とある日のこと、白米の発送と玄米の精米を予定していて、白米を郵便局に持って行ったところ、「30Kg超えるものは郵送できません」と言われました。しかし、玄米を精米してできた白米が30Kgを下回ったことに気づき、帰りに郵便局で発送してことなきを得ました(白米の発送に間に合いました)。
これは、本来の計画では、A(自宅)→B(郵便局)→C(精米所)という段取りで進むはずだったものが、B(郵便局)でトラブルが発生したことで、A(自宅)→B(郵便局)→C(精米所)→B(郵便局)→A(自宅)になった、と表現できます。
余計な仕事が増えてしまう人の特徴は、「手戻りが多い」ことにあるのではないかと考えます。
仮に、B(郵便局)でトラブルが発生した時にお米を減らすためにAの自宅に戻ったとしたら、A(自宅)→B(郵便局)→A(自宅)→B(郵便局)→C(精米所)→A(自宅)ということになり、工程が1つ増えてしまいます。もちろん、工程が増えることで、時間も膨張します。
この出戻りが少ないことが、業務を加速させるために重要です。
その場で軌道修正していく判断力と計画力
手戻りが少なく、並行するタスクを同時にクリアしていくためには、トラブルが発生したときの軌道修正のスピードと計画力が重要です。
宇宙飛行士の若田光一さんは以下のように述べていました。
物事を決断し、次はゴールに向けて進んでいく。ただし、きちんと前を向いて進みつつも、刻々と変わっていく周りの状況の変化に敏感でいる必要がある。また、「間違っていた」とわかれば、それを認め、すぐに軌道修正する勇気を持たなくてはいけない。
出典元:日本実業出版社 https://www.njg.co.jp 2016年8月31日掲載
自分が決めたことに真摯に向き合うことも大事ですが、間違った時にすぐに軌道修正する勇気と判断力も大事です。そして、タスクごとに判断して行動することを繰り返し、随所随所でリメイクして進んでいくことで、より素早く全体の業務が進むことができます。
決断の質とスピードを高めていくことで、より業務が円滑にすすむと考えています。
弊社の経験が、みなさまのお役に立てたら幸いです。
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